はじめに、時代背景における動画の立ち位置など
AIを使わずにタイピングをしているので、ところどころ人間味が溢れ出ていて読みづらいところがあることを最初にご承知おきください。
SNSやYoutubeなど自社で用意した動画を広告代理店などの媒体を持っているところにお願いすることなく、自らアップロードしてチャンネルを作ることができる時代になって早数年が経過しました。また、掲載するだけにとどまらず最近ではカンタンに使える動画編集ツールも増えたり、はたまたデバイスに最初から入っていたりと中々便利な世の中になったものです。
ユーザー側も段々と動画に慣れていき、若年層だけではなく中間世代もPIVOTなどのコンテンツでビジネス的なことや政治を学んだりとジャンル問わず活用されるようになりました。そんな中、さまざまな不祥事を抱えてしまったTVに対してどれだけの会社がスポンサーに入って広告費(CM)を出稿するのか詳細な数字に興味が湧いたのですが、Webの方に遷移して逆転現象が起こってしまい、今後逆転することは不可能でしょう。(tverでデジタル配信していたりもあるのでコンテンツ自体の没落はなさそうかなと個人的には思ってはいます。)
Webへの出稿だとデジタル機器さえあれば自社で予算配分もカンタンにできるので、広告・広報担当者の方も販促カレンダーなどで需要が見込まれる時に配信すればOKなので予算組もスムーズになります。
ただし、大きいWeb広告の会社といえばGoogleをはじめ、その他SNSのプラットフォームに頼らなければ出稿できません。純国産企業ではなく大元が外資の会社にお金を回すことになるので日本の企業にも、もっとコンテンツ配信のプラットフォームづくりを頑張ってもらいたいものです。前置きが長くなりましてすみません。

ここから動画制作のポイント解説
さて、かなりタイトルから離れてしまい何を聞かされているのか分からなくなってきている人がいそうなので、ポイント解説に入らせてもらいます。
Webの広告で、よく言われるのが「頭の5秒でとにかく離脱されない動画を」です。…というのも広告出稿をする際に強制的に視聴させる広告の設定もできるのですが諸々のコストなど考えると、ユーザーが飛ばせる動画として出稿することが多い印象があります。ユーザーが飛ばすことができるまでの試聴秒数が5秒なのでボタンを押させない工夫がとにかく必要です。引きになるワードを最初に持ってきて解説をするなどが手法としてありますが、よくある手法例として「丸々にお住まいの人」や「巳年のあなた!」という広告を見たことがありませんか?これは、エリア広告や年齢層にターゲットを絞る設定を併用することでユーザーに自分ごと化させて本編に入ることで試聴秒数を伸ばす演出の工夫がされている動画広告になっています。
演出に関しては正直なところ今までの経験値における引き出しの量とお使いのツールに依存してしまうので、なかなかポイントをあげてお伝えするのが難しいのですが、絶対に外せないポイントを考えて訴求したい内容を考えると効果が出やすい広告を作成することができます。
専門的なことを書いても中々難しいので、まずは以下の問いに対して箇条書きでも良いので考えをまとめてストーリーを考えてみてください。
動画制作における7つの問いかけ
①この動画で目指すことはなんですか?
(例)メーカー名ではなく商品自体の認知度を上げたい
チェックポイント:一度にたくさんのことは目指せないので優先順位の1番だけを目指せることに絞り込みましょう。
②この動画を見た視聴者にどのような行動をとって欲しいか?
(例)LPにアクセスして欲しい
チェックポイント:購入して欲しいだと動画で目指せる行動として大きすぎる目標になってしまうので達成可能な行動を設定しましょう。
③ターゲットは誰ですか?
(例)30-40代の女性、小学生の子供が1人いてPTAの委員を務めている兼業主婦。都内のマンションに住んでいて帰宅後は子どもと夫の食事を用意してお風呂の後にお肌のお手入れをしている。
チェックポイント:上記のようなターゲットの特性を具体化したものをペルソナと言いますが、動画制作においてもシチュエーションや伝わりやすい文言が変わってくるのである程度洗い出しした方がよいでしょう。
④訴求する商品やサービスの売りはなんですか?
(例)業界初の成分を使った商品。お肌が10歳若返る効果が期待できる。
チェックポイント:ストレートな方が伝わりますが広告関連の法律や薬事法に引っかからない言い回しが必要なので、ここで挙げた答えをそのままキャッチコピーとして使わない方がよいでしょう。
⑤数字で目標設定はしていますか?
(例)フォロワー数が1万人いるので1万+美容に興味がある10万人のうち1%に訴求したい。よってPV数は11,000PVを目指す。動画を試聴した3%がLPに集客することを目指す。
チェックポイント:細かい数字まで設定できると尚良いですが、まずは上記くらいアバウトでもよいので今後の運用や分析面のことも考えて数字による記録は残しておいた方が効果検証に役立つでしょう。
⑥ストーリーの軸やコンセプトはなんですか?
(例)働くママの若さの秘密。うちのお母さんはなんで歳を取らないの?
子ども視点で母親が歳を取らない秘密を覗き見する。参考:おとなのふりかけ(URL)
チェックポイント:メモ書き程度でも問題ない、というよりメモ書きくらい短く考えた方がよいです。この段階ではストーリーやナレーション原稿を考えないので動画の骨子となるコンセプトを一言で表してください。
⑦ストーリーの軸やコンセプトは商品の世界観とマッチしていますか?
(例)ターゲットとマッチしている。商品の世界観も商品コピーが目指していることと相違なし。
チェックポイント:商品のトーン&マナーと乖離している場合、ブランドを毀損したり何の商品なのか思い出してもらえないなど弊害が出るので世界観は踏襲するように務めましょう。
ご自身だとなかなか考えるのがむずかしい場合
SPEEVIE では上記の考えられるところを踏まえた絵コンテのフォーマットおよび動画データの納品を行うサービスを行っています。ぜひ、ご活用いただければと思っておりますがもちろん全部が全部テンプレート通りのものは商品イメージ含めて難易度が高いと思っておりますので、1から作成をお願いしたい!という方には、フルカスタムの動画制作サービスもございます。ぜひご活用ください。